INTERVIEW 03
溶接スキルを吸収し、頼りになる存在へ
R・F/2021年キャリア入社
製造4課
Chapter 01
前職は食品工場で機械の保守運用をしていました。そこでは、自動化されたラインを止めないためにせわしなく動き、心に余裕を持てない日々でした。そんな話を当社で働く友人にしたところ、入社を勧めてもらい面接を受けることに。実際に訪れてみて、落ち着いて作業できる環境があることと、明るい方が多いことに惹かれて入社を決めました。
入社後は製造4課で、トライパックの製造に携わっています。トライパックとは、金属製のシール製品で、半導体製造装置など幅広い産業で使用されているものです。私は材料をU字に曲げたり溶接をする、加工工程を担当しています。当初は作業が遅く先輩を待たせてしまうこともありました。しかし、できるまで成長を見守ってくれる面倒見の良い方が多いので、工業高校や前職で培った溶接技術を活かしつつ、新たな技術を習得できています。
Chapter 02
トライパックをはじめとするシール製品は、液体などが外に漏れ出ないようにする重要な役割を担う製品です。そのため、小さな凹凸や傷さえも許されません。しかし、扱う材料の中にはアルミなどのやわらかく繊細なものや、板厚が0.3mmというとても薄いものもあるため、作業にはかなりの集中力を要します。溶接の手元が少し狂ってしまうだけで、簡単に穴があいてしまうので、集中力を高めて一気に溶接作業をするようにしています。また、溶接後の盛り上がった継ぎ目を平らにするときも、力加減に留意しながら行います。すべての作業が終わった後に、穴がないことを検査で確認するのですが、すべてミスなくできているときの達成感は格別です。
Chapter 03
当社では、隣の会社との親睦を兼ねたソフトボール大会を不定期で開いています。野球経験者ということもあり、体を動かせることは楽しいですし、何よりも普段関わりのない他の課の人との接点を持てることが嬉しいです。当社は交流行事だけでなく、キャリア別の研修なども開催してくれるため、自分自身のキャリアについて考える良い機会となっています。
今後の目標は、頼りにされる作業者になることです。今はベテランの先輩社員に頼っている部分が多いため、アルミや銅、ステンレスといった材質の違いによる溶接方法を先輩から吸収していきたいと思っています。そして、後輩が入ってきたときには先輩が私にしてくれたように、成長を見守り助言できるようになりたいです。
作業で改善した点を報告書にまとめます。
午前中は曲げ作業や、溶接した継ぎ目の叩き作業をします。
午前中に曲げた材料同士を溶接します。